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聖ミクラーシュ教会(マラー・ストラナ)

聖ミクラーシュ教会

プラハには聖ミシュラーシュ教会という同名の教会が複数ありますが、ここではマラー・ストラナにある聖ミクラーシュ教会をご紹介します。

目次

聖ミクラーシュ教会とは

  • マラー・ストラナにある、高さ79メートルの鐘楼と直径20メートルのドームを持つ教会。プラハのバロック建築の代表作とも言われます。
  • 17世紀と18世紀に建設され、その建設工事は合計約100年を要しました。父、息子、義理の息子という3世代の建築家が建設に携わりました。
  • 内部はあらゆるバロック様式の表現手法を駆使して装飾されており、建築とフレスコ画と彫刻が一体となってキリスト教世界を表現しています。
  • Kostel svatého Mikuláše(チェコ語)、St. Nicholas Church(英語)。

教会内部

聖ミクラーシュ教会 内部

上の写真は西のファサード側から内陣方向を見たところ。

壁や柱はピンクと緑がかった人造大理石(一部は本物の大理石)で覆われています。身廊の両側にはいくつもの礼拝堂が設けられており、特定のテーマをもって祭壇、絵画、彫像などが施されています。頭上には大きなドームがあり、天井はフレスコ画で覆われています。迫力ある彫像がいくつも並び、建築と彫像、絵画の表現手法が一体となり、ぜいたくに作り込まれています。

私が実際に訪れた際には、どこを見ても美しくて、どこを見たらいいか分からなくなりましたが、個々の要素に抑揚が効いていないのは、内装を手がけた建築家キリアン・イグナーツ・ディエンツェンホファーの特徴だそうです。

内陣(主祭壇)

聖ミクラーシュ教会 主祭壇

教会の最奥部にある内陣(主祭壇)。主祭壇の中央には聖ミクラーシュ(聖ニコラス)の像が置かれています。また祭壇の両脇には聖イグナチオ(向かって左)と聖フランシスコ・ザビエル(向かって右)の像があります。

天井のフレスコ画

聖ミクラーシュ教会の天井のフレスコ画

天井はフレスコ画で覆われています。その総面積は1,000m²にも及び、ヨーロッパ最大の天井フレスコ画の1つと言われています。ウィーンの画家ヨハン・ルーカス・クラッカーによって描かれました。

バロックの立体的な絵画技法「だまし絵」で描かれており、遠目にはどこまでが建築や彫刻で、どこからが絵なのか分からないほどです。

彫像の数々

聖ミクラーシュ教会 彫像

教会内の彫像のほとんどは木材で作られ、金メッキをされているものや、白い大理石を模した特別な表面加工が施されています。柱に足をかけているなど、建築と一体となる表現がなされ、躍動感があります。

聖ミクラーシュ教会(マラー・ストラナ)の観光情報

場所、行き方

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