漁夫の砦とは
漁夫の砦(ハンガリー語:Halászbástya)は、ブダペストの王宮の丘に位置する美しい建造物です。「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」の一部として、世界遺産に登録されています。
名前に「砦」とありますが、現在の姿は19世紀末から20世紀初頭にかけて建国千年祭を記念する美化計画の一環で改修されたもので、防衛機能はありません。設計を担当したのは、マーチャーシュ教会の改修も手がけた建築家シュレク・フリジェシュです。
白い石灰岩で作られた7つの尖塔と回廊が特徴的で、独特の景観を生み出しています。また、ここからはドナウ川や国会議事堂などの絶景を楽しむことができます。
漁夫の砦の観光情報
営業時間・休業日
1階テラスは入場自由です。
上階にも展望テラスがあり、こちらの営業時間は 9:00〜21:00 です。(ただしチケット販売時間は 9:00~17:00)
チケット・入場料
1階テラスは入場料はかかりません。
上階の展望テラスの料金は以下の通り。(チケット販売時間は 9:00~17:00)
- 大人:1,200 Ft
- 学生、7~14歳の子供:600 Ft(要ID)
- シニア:600 Ft(要ID)
- 6歳以下の子供:無料
場所、行き方
体験談・感想
2024年9月に漁夫の砦を訪れました。幸運にも雲一つない晴天に恵まれたおかげで、青空に白い塔のトンガリ屋根が映え、眺めも素晴らしく、本当に美しい場所でした。
王宮の丘に位置しているため、王宮やマーチャーシュ教会と併せて訪れると効率的です。ただし、私が訪れた日はマーチャーシュ教会の開館時間が通常より遅く、予定通りに回ることができませんでした。訪問前に営業時間を確認しておくことをおすすめします。
白いとんがり屋根の塔や回廊は、おとぎ話の挿絵のようなメルヘンな雰囲気を感じました。眼下にはブダペストの美しい景色が広がり、写真を撮るスポットとして大人気なのも納得です。
私は空いていそうな時間を狙って午前8時ごろに訪れましたが、すでにテラスには撮影目的で着飾った人たちが多く、混雑していました。他の人が写り込まない写真を撮りたい方は、訪問する時間帯や日程を工夫したほうがよさそうです。