大阪・関西万博会場の最寄駅は大阪メトロ 中央線の「夢洲駅」です。
駅を出ると、すぐに万博会場への入り口・東ゲートがありますので、分かりやすくアクセスしやすい方法と言えるでしょう。
夢洲駅についてご紹介します。
場所
夢洲駅は、大阪・関西万博の東ゲートに最も近い最寄り駅です。大阪メトロ中央線をコスモスクエア駅から3.2キロメートル延伸した先に位置しています。
大阪メトロ 中央線とは
「大阪メトロ」「Osaka Metro」は大阪市(およびその周辺)の地下鉄で、大阪市高速電気軌道株式会社が運行しています。単に「地下鉄」と呼ばれることもあります。9つの路線があり、それぞれにラインカラー、路線記号が導入されています。
色 | 路線記号 | 路線名 |
---|---|---|
赤 | M | 御堂筋線 |
紫 | T | 谷町線 |
青 | Y | 四つ橋線 |
緑 | C | 中央線 |
桃色 | S | 千日前線 |
茶色 | K | 堺筋線 |
黄緑 | N | 長堀鶴見緑地線 |
オレンジ | I | 今里筋線 |
水色 | P | 南港ポートタウン線 |
大阪メトロ中央線は「夢洲」から「長田」を結ぶ21.1kmの大阪メトロの路線で、大阪を東西に横断します。近鉄けいはんな線と相互直通運転をしていて、「学研奈良登美ヶ丘」駅まで乗り入れています。
運行本数
万博会期中に混雑が予想される時間帯(午前)には、1時間あたり16〜24本が運行される予定です。これは3分に1本ほどの頻度となり、過密なダイヤで運行されることが分かります。
主な駅から夢洲駅までの所要時間・運賃
夢洲駅へ向かうルートはいくつもありますが、乗り換えが少なく分かりやすいルートをメインに紹介します。
- 新大阪駅ー夢洲駅
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新大阪→(大阪メトロ御堂筋線)→本町(乗換)→(大阪メトロ中央線)→夢洲
所用時間:約40分、片道大人運賃:430円 - 梅田駅(地下鉄)ー夢洲駅
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梅田→(大阪メトロ御堂筋線)→本町(乗換)→(大阪メトロ中央線)→夢洲
所用時間:約30分、片道大人運賃:430円 -
梅田エリアには地下鉄の駅が複数あり、梅田駅以外に東梅田駅、西梅田駅を利用することも可能です。運賃は同じです。
東梅田→(大阪メトロ谷町線)→谷町四丁目(乗換)→(大阪メトロ中央線)→夢洲
西梅田→(大阪メトロ四つ橋線)→本町(乗換)→(大阪メトロ中央線)→夢洲 - 大阪駅(JR)ー夢洲駅
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大阪→(JR)→弁天町(乗換)→(大阪メトロ中央線)→夢洲
所用時間:約30分、片道大人運賃:550円 - 京都駅ー夢洲駅
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京都→(JR京都線)→大阪(乗換)→(JR環状線)→弁天町(乗換)→(大阪メトロ中央線)→夢洲
所用時間:1時間〜1時間15分、片道大人運賃:1,200円 - 神戸駅ー夢洲駅
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神戸→(JR京都線)→大阪(乗換)→(JR環状線)→弁天町(乗換)→(大阪メトロ中央線)→夢洲
所用時間:1時間〜1時間10分、片道大人運賃:1,040円 - 奈良駅(近鉄)ー夢洲駅
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近鉄奈良→(近鉄奈良線)→生駒(乗換)→(近鉄けいはんな線)→夢洲
所用時間:約1時間15分、片道大人運賃:1,100円
夢洲駅の構造
夢洲駅は地下2階構造で、地下1階がコンコース、地下2階がホームとなっています。
コンコースの通路幅は18メートルあり、地下には珍しく柱がない構造です。改札機は16基設置されてます。ホームは延長160メートル、最大幅10メートルです。1日最大12万9,000人の乗客に対応する設計となっています。
開業直後の夢洲駅に行ってみました
開業翌日の2025年1月20日に夢洲駅まで行ってみました。
私の乗車したのは新型車両である400系。前頭部は国際宇宙ステーションのキューポラをイメージさせる先進的、近未来的なデザインです。夢洲駅に到着後、記念に一枚撮影しました。
ホーム幅は最大10メートルで、特に広いとは感じません。安全対策のホームドアが設置されています。
門型の照明が設置されており、新しい世界への入り口のように感じられて気分が盛り上がります。中央線のラインカラーである緑の装飾もあいまって、デジタルな雰囲気が感じられます。
ホームは地下2階にあり、ここからエスカレーターなどを利用して地下1階のコンコースに上がります。
まだ利用者が少ないためか、柱のないコンコースがとても広く感じられますが、会期中にはきっと混み合うでしょう。
直線的で無機質なデザインが未来的、SF的な雰囲気を感じました。コンコースには高さ3メートル、長さ55メートルという巨大なサイネージパネルがあり、映像広告が表示されていました。
16機の改札が並ぶさまは圧巻です。端には顔認証改札も設置されています。
ICカード対応だけではなく、クレジットカード、QRコードのタッチ決済のできる改札機も設置されています。
改札を出て左に向かうと、万博会場方面の出口に続くエリアに出ます。階段、エスカレーター、エレベーターが設置されており、これらで地上に向かいます。かなり広々としていると感じましたが、会期中はたいへん混雑するでしょう。
出口から出ると、左方向に万博会場の入り口「東ゲート」が見えます。道に迷う心配はまったくありません。
この時点では、駅を出てもすぐに柵があり、関係者以外は万博会場に近寄ることはできませんが、大屋根リングやパビリオンの屋根が見えました。