開催場所
大阪 夢洲(ゆめしま)
大阪府大阪市此花区ある人工島です。
開催時期
2025年 4月13日(日) 〜 10月13日(月) 184日間
開場時間
9:00 〜 22:00
参加
- 158の国・地域
- 9つの国際機関
- 13の国内の企業、団体
テーマ
いのち輝く未来社会のデザイン
Designing Future Society for Our Lives
サブテーマ
- Saving Lives(いのちを救う)
- Empowering Lives(いのちに力を与える)
- Connecting LivesI(いのちをつなぐ)
これらのサブテーマに基づき、会場には「セービングゾーン」「エンパワーリングゾーン」「コネクティングゾーン」の3つのエリアが設けられ、それぞれのテーマに沿ったパビリオンが配置されます。
テーマ事業「シグネチャープロジェクト」
万博のテーマを具体化するために、「シグネチャープロジェクト」として8つのテーマ事業が設定されています。大屋根リングの内側に「シグネチャーゾーン」が設けられ、各テーマに沿った「シグネチャーパビリオン」で展示されます。
- いのちを知る
生命系全体の中にある私たちのいのちの在り方を確認する。
- いのちを育む
宇宙・海洋・大地に宿るあらゆるいのちのつながりを感じ、共に守り育てる。
- いのちを守る
危機に瀕し、人類は「分断」を経験する。「わたし」の中の「あなた」を認めるいとなみの行方に、多様ないのちが、それぞれに、護られてゆく未来を描く。
- いのちをつむぐ
自然と文化、人と人とを紡ぐ「食べる」という行為の価値を考え、日本の食文化の根幹にある「いただきます」という精神を発信する。
- いのちを拡げる
新たな科学技術で人や生物の機能や能力を拡張し、いのちを広げる可能性を探求する。
- いのちを高める
遊びや学び、スポーツや芸術を通して、生きる喜びや楽しさを感じ、ともにいのちを高めていく共創の場を創出する。
- いのちを磨く
自然と人工物、フィジカルとバーチャルの融和により、自然と調和する芸術の形を追求し、新たな未来の輝きを求める。
- いのちを響き合わせる
個性あるいのちといのちを響き合わせ、「共鳴するいのち」を共に体験する中で、一人ひとりが輝くことのできる世界の模式図を描く。
各テーマ事業は、さまざまな分野で活躍する8人のプロデューサーが担当し、それぞれのテーマを表現する展示を「シグネチャーパビリオン」で展開します。最先端の技術やアイデアを活かし、未来の社会を体験できる場となります。
テーマ事業 | 担当プロデューサー | シグネチャーパビリオン |
---|---|---|
いのちを知る | 福岡 伸一 生物学者、青山学院大学教授 | いのち動的平衡館 |
いのちを育む | 河森 正治 アニメーション監督、メカニックデザイナー、ビジョンクリエーター | いのちめぐる冒険 |
いのちを守る | 河瀨 直美 映画作家 | Dialogue Theater –いのちのあかし– |
いのちをつむぐ | 小山 薫堂 放送作家、京都芸術大学副学長 | EARTH MART |
いのちを拡げる | 石黒 浩 大阪大学教授、ATR 石黒浩特別研究所客員所長 | いのちの未来 |
いのちを高める | 中島 さち子 音楽家、数学研究者、STEAM 教育家 | いのちの遊び場 クラゲ館 |
いのちを磨く | 落合 陽一 メディアアーティスト | null2 |
いのちを響き合わせる | 宮田 裕章 慶応義塾大学教授 | Better Co-Being |
2025年大阪・関西万博が目指すもの
2025年に開催される大阪・関西万博は、以下の2つを大きな目標としています。
- 持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献
- 日本の国家戦略「Society 5.0」の実現
この万博を通じて、未来の社会づくりに向けた取り組みが加速し、より良い世界の実現に貢献することが期待されています。
SDGsとは?
SDGs(エスディージーズ)とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」 の略称で、2015年に国連サミットで採択された2030年までに達成を目指す17の国際目標です。
これらの目標には、貧困や飢餓の解消、気候変動対策、ジェンダー平等、教育の充実などが含まれており、世界が直面するさまざまな課題を解決し、持続可能な社会を実現するための指針となっています。国や企業、個人が協力し、それぞれの立場で取り組むことが求められています。

Society 5.0とは?
Society 5.0 とは、日本が提唱する「超スマート社会」の構想です。AI(人工知能)、IoT、ロボット、ビッグデータなどの最先端技術を活用し、人間を中心とした持続可能な社会を実現することを目的としています。
社会の発展の流れを振り返ると、以下のように分類されます。
- Society 1.0:狩猟社会
- Society 2.0:農耕社会
- Society 3.0:工業社会
- Society 4.0:情報社会
これらに続く第5の社会として、Society 5.0ではデジタル技術を活用して、少子高齢化や環境問題などの課題を解決し、誰もが快適で豊かに暮らせる未来を目指します。
万博をより有意義に楽しむために
SDGsやSociety 5.0の視点を踏まえて万博をめぐることで、より深い理解と新たな気づきを得ることができるでしょう。大阪・関西万博は、未来社会のヒントを探る絶好の機会です。ぜひ、この機会に最新の技術や取り組みに触れ、持続可能な未来について考えてみましょう。