聖ヴィート大聖堂

聖ヴィート大聖堂
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聖ヴィート大聖堂とは

聖ヴィート大聖堂は、プラハ城内に位置するプラハ最大の教会です。チェコ語では「Katedrála svatého Víta」と呼ばれています。

この大聖堂は、歴代の王や女王の戴冠式が行われてきたとともに、国の守護聖人、君主、大司教などが埋葬されている歴史的、宗教的に重要な場所です。

現在のゴシック式大聖堂は、カレル4世の命により1344年に建設が始まりました。しかし、1419年にフス戦争によって建設が中断され、その後数世紀にわたり完成しませんでした。19世紀後半になってようやく完成に向けた工事が再開され、1929年に完成を迎えました。

聖ヴィート大聖堂の見どころ

外観

プラハ城西側の正門から入場すると、中庭を抜けた先に西側ファサードが圧倒的な迫力で広がります。82メートルの双塔がそびえ立ち、入り口上部の繊細な彫刻や、その上に配されたバラ窓など、精緻な装飾が目を引きます。

聖ヴィート大聖堂 メインファサード
聖ヴィート大聖堂の西側ファサード

南側には高さ96.6メートルの大南塔がそびえ立っています。王の即位式の際に使用される入り口「黄金の門」の上部には、「最後の審判」を描いた金色のモザイクが輝いています。

聖ヴィート大聖堂 南側より 大南塔、黄金の門など

聖ヴァーツラフ礼拝堂

大聖堂の中央部に位置する礼拝堂。イエスの受難物語を描いた壁画や聖ヴァーツラフの生涯を描いた壁画が見られます。

聖ヴィート大聖堂 聖ヴァーツラフ礼拝堂
聖ヴィート大聖堂 聖ヴァーツラフ礼拝堂 DXR, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons

ステンドグラス

内部は数多くのステンドグラスで彩られています。その中には、チェコ出身の画家アルフォンス・ムハ(フランス語ではミュシャと発音)がデザインした作品も含まれています。

聖ヴィート大聖堂 アルフォンス・ムハのステンドグラス
聖ヴィート大聖堂 ミュシャのステンドグラス

ヤン・ネポムツキーの墓

聖ヴィート大聖堂内には、ボヘミアの守護聖人の一人であるヤン・ネポムツキー(Jan Nepomucký)の墓があります。その墓碑は、十字架を抱くヤン・ネポムツキーの像や天使の像が純銀で精巧に作られており、見応えがあります。

聖ヴィート大聖堂 ヤン・ネポムツキーの墓碑
聖ヴィート大聖堂 ヤン・ネポムツキーの墓碑

聖ヴィート大聖堂の大南塔

大南塔は高さ96.6メートルで、チェコの教会塔として3番目に高い塔です。7つの鐘が設置されており、そのうち1つは約15トンでチェコ最大。
別チケットを購入すれば展望台に上ることができます。展望台からは聖ヴィート大聖堂の尖塔や屋根を間近に見ることができ、プラハ城内からプラハ市街まで一望できます。ただし、エレベーターはなく、287段の階段を上る必要があります。

聖ヴィート大聖堂の観光情報

チケット、入場料

聖ヴィート大聖堂(大聖堂付属大南塔を除く)は、プラハ城 メインサーキット(Main circuit)チケットで入場できます。
大聖堂付属大南塔へ上るには別途チケットが必要です。

大聖堂付属大南塔チケット

大人:200 CZK / 1人
割引:150 CZK / 1人
家族:500 CZK / 1家族

営業時間

4月1日~10月31日

聖ヴィート大聖堂

月~土曜日:9:00 ~ 17:00
日曜日:12:00 ~ 17:00
入場受付は16:40まで

聖ヴィート大聖堂の大南塔

10:00 ~ 18:00
入場受付は17:30まで

11月1日~3月31日

聖ヴィート大聖堂

月~土曜日:9:00 ~ 16:00
日曜日:12:00 ~ 16:00
入場受付は15:40まで

聖ヴィート大聖堂の大南塔

10:00 ~ 17:00
入場受付は16:30まで

参考

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